大切なもの。(対談後編)
10人と話す、10年目。2人目は株式会社ASAのグループ会社 株式会社ASAtte代表取締役の鈴木雅岳さんです。もう10年どころか25年前からお世話になってる大先輩。対談していただいてほんとありがとうございます。対談場所は雅岳さんのおすすめのお寿司やさん「鮨 よねくら」さん。対談本当にありがとうございました。

世界は広いわ田村。
鈴木 海外で働いてた時期があっただろ俺。あん時はまた色々勉強になったよ。
田村 そうでしたね!海外行ってましたね!正直ビックリしましたけど。
鈴木 海外の連中と仕事するとさ、ま〜色んなアイデア出てくんだわ。俺もさ仕事には自信あるんだけど、正直スゲーな!って素直に思ったよ。とにかく色んなこと考えて出してくんだもんな。ま〜単純に世界は広いわ♪田村♪。もちろんまだまだ俺も負ける気しねーけど、そん時思ったのが、いつまでこのスピードで走り続けられるかってことだったな。後輩を育てることも重要に考えてるって言ったのはそれもある。俺はクリエイティブの仕事好きだからさ。いつの日か俺なんかよりももっと面白い奴とかが現れた時に、なんつーかしっかりサポート出来る立ち位置にいてあげたいなとも感じた。
田村 あ〜それ、最近僕も考えます。僕もこの仕事好きなので、出来る限り続けてたいですもん♪でも確かにどんどん新しい考えや生活スタイル、コロナウイルスの件もあり急速に変わり続けてますからね。たまに僕もいつまで新しい考えを続けられるか、挑戦できるか不安になる時ありますね...
鈴木 お前はそういうこと気にしないで好き勝手にやってんのかの思ってたわ♪よく好き勝手で生きてんな?って思ってたぞ。
田村 いや!いや!色々頑張ってます〜好き勝手ばっかじゃないです〜。どちらかと言えば一応色々考えて行動してる方だと思ってます、一応自分ではですが♪
鈴木 本当かよ♪

大切なもの
田村 兄さんはこれからどんなことを大切にしていきますか?
鈴木 だな〜さっきも話たけど、やっぱ長年一緒に仕事してきたパートナーだろうな。ぶっちゃけみんなオヤジになってきたしな♪なんか長年一緒に仕事してきたオヤジ同士でしか分からないこともあるしさ。やっぱいいもの作りたいって思ったら、同じベクトルで動いてくれるパートナーは俺にとっては変わらない大切なものかな。写真一枚にしたってフォトディレクションはものすごく大切だと思ってる、だから俺が目指す絵を一緒に考えて撮影に挑んでくれるパートナーは俺にとってとても大切な人達だな。田村はいんのか?そういうパートナー。
田村 おっと!改めて言われるとそうですね〜磯崎くんですかね♪
鈴木 お前♪今、磯崎がこれ撮影してるから言ってんだろ♪

田村 いやいや♪違います〜結構色々長い間撮ってもらってるので♪それこそ10年近くになりますよ〜バイクも一緒に乗ったりしてるので、遊んでもらってるほうが多いですが♪
鈴木 ま〜なんにしても、俺にとっては結局近い年代が信頼できるパートナーだな。それともう一つ大切なのは、やっぱり後輩だな。会社の社員ってだけじゃなくて、お前みたいな変な奴とかな、あとはこの世界じゃない暴れん坊連中も俺は知り合い多いから、なんつ〜か幅広い意味で後輩は大切にしていきたいな。

で、お前いつ来るの?
田村 いや〜今日は本当にありがとうございました!なんか機会あったらまたお仕事一緒にしたいです♪
鈴木 おーお前いつ来るんだうちの会社♪
田村 いやいや!そういう意味じゃなくてーーーーー行きませんよーーーー
鈴木 お前給料高そうだからな♪俺も困るな♪
田村 いやいや...給料は高くはないです...
鈴木 んじゃ、ここは俺が払うわ♪
田村 いや!取材費出ておりますんので!ここは僕が!
鈴木 田村に払ってもらうほど落ちぶれてねーわ!こういうのってさ、おごってもらったら、おごってもらった奴に返すんじゃなくてさ、お前がまた自分より後輩の奴におごってやればいいんだよ。そうやって繋がっていくんだって♪だからお前も後輩には必ずおごれよ!
田村 はい!ご馳走様です!
結局何十年経っても兄さんは兄さんのままだった。素敵な人だなと改めて思った。僕は今の兄さんと同じ年になった時、同じような振る舞いができるよう頑張ってみたいと思います。後輩におごれるくらい頑張って仕事せねば。兄さん約束を肝に銘じます。
Photo/磯崎 亮 文/田村 晋